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- 2024年11月
iPhone SE(第3世代)が発表され、昨日3月18日に発売となりました。すでに購入された方も多いと思います。当社オリジナルブランドSimplismからもアクセサリーも端末発売日には店頭にも並び、オンラインストアでも販売されています。
iPhone SEは第2世代と第3世代は同じ筐体デザイン。
iPhone SEという製品は、簡単にいうと指紋センサーTouch ID搭載の4.7インチモデルiPhoneです。実は、筐体デザインはiPhone 6の頃からほとんど変わっていません。それでもほんの少しずつ中身は変化していっていて、外から見てわかるところとしては背面カメラやセンサーの位置に変更がなされています。
そのため、特に最近のモデルでもあるiPhone 8、iPhone SE(第2世代)とは筐体自体は完全に互換性があります。Simplismラインナップにおいても、今回リリースしたiPhone SE(第3世代)モデルは、前面保護フィルム・ガラスはiPhone 6, iPhone 6s, iPhone 7, iPhone 8, iPhone SE(第2世代), iPhone SE(第3世代)まですべてに対応しています。
ケースはカメラ位置が異なるという理由からiPhone 7, iPhone 8, iPhone SE(第2世代), iPhone SE(第3世代)の対応となっています。iPhone 6は2014年、iPhone 6sは2015年発売モデルなので、既に7年前のモデルということもあり、これらを含めて対応にするとカメラ向けの穴がとても広くなってしまうために対象から外しています。
常に進化を続けることがSimplismである。
iPhone SE本体のデザインに変わりがなく、そのまま使えるじゃないかというところで、過去の製品をそのまま継続して販売する選択肢もありました。実際には、同業他社ではその路線をいくところもあるようです。しかし、我々は大きく2つ、どうしても実現したかったとがあったので、全面リニューアルに踏み切りました。
ビジネスだけ考えると、使えるのに全面刷新してしまうと旧モデルの売れ残りや在庫処分が発生するなでデメリットも大きいのです。それでも、やりたかったこととは何か。
iPhone SEの個体差を乗り越えて、画面保護領域を広げる。
あまり公にはなっていませんが、iPhone 8の頃からiPhone前面ガラスのラウンド加工にばらつきが見られるようになりました。一般ユーザーが見ても、使ってみても体感できるような差があるわけではありませんので、iPhoneとしての品質にはまったく問題ありません。
しかし、保護ガラスを貼るときには大きな問題になります。元々、iPhone 6からSEに至るまでの系列機種は前面ガラスがラウンド形状ですので端まで貼り付けることは不可能です。iPhone本体はラウンドしているのに、保護ガラスは平たいので端が浮いてしまうのです。
これまでの製品ではこの問題を解消するために、保護ガラスをかなり小さくカットするか、特殊構造で浮かせる方式かの2択でした。後者は副産物として気泡が構造上入らなかったりと、貼り付けに失敗しないガラスとして立ち位置を確立したので良いのですが、小さくカットしなければいけないというのは、メーカーとしてはユーザーに対して胸を張って良いものを提供しているとは言い難いものでした。ただし、技術的に限界だったので、その時点での最良を提供していたという状態でした。
特に冒頭に書いた通り、iPhone 8からはさらに厳しい条件で、99%のiPhoneでは問題なくても1%では浮いてしまうという現象が発生していましたので、安全を考えるとより小さくせざるを得ないということになっていました。
ここをずっと改良したいと考えており、前作から約2年間、素材や構造などを見直してテストを続けてきてようやく今回保護ガラスのエリアを拡大することに成功したのです。
詳しくは、開発チームのれいが図解付きで解説しているので読んでいただきたいと思います。これまで画面表示領域の内側にガラスの端がきてしまうほど小さくカットしていたところから、表示領域のギリギリまで広げることができました。
このことにより、使ってくれるユーザーに対して胸を張っておすすめできるものとなりました。
誰もが保護ガラスの貼り付けに失敗しないように、貼るピタZをアップデートする。
iPhone用に限らず、保護ガラスを貼り付ける時に失敗してしまうという問題があり、当社に限らず各社が「簡単」や「失敗しない」という貼り付け治具(貼り付けツール)を同梱しています。しかし、世の中にたくさんあるものを手当たり次第購入してテストしてみると、簡単ではなかったり、失敗するものがほとんどでした。
Simplismはかなり昔から貼り付けツールを開発し続けてきていて、昨年2021年にiPhone 13シリーズ向けにリリースした「貼るピタZ」はその完成形として精度を誇ってきました。貼り付けやすさNo.1の称号も伊達ではなく、使っていただいた方々からは、ここまで考え抜かれている貼り付けツールは初めて見たという声を多くいただいています。(文具王にも絶賛していただいています)
ただ、心残りが一つだけありました。
それは、工程が少し多いことです。絶対に失敗させたくないということから、たくさんのことを考えて位置合わせから、埃が入らない工夫などをしてきた上で結果には満足しているものの、もう少しだけ簡単になると良いと考えていました。
Simplism開発チームは貼るピタZのリリースから弛まぬ努力を重ね、貼り付けの失敗を排除した完成度はそのままに工程を減らすことに成功しました。それが「貼るピタZ+」です。
動画を見てもらうと、わかりやすいですが、これまでちょっとわかりにくかった工程を大幅に短縮して、誰でもわかりやすく時間も短縮することができました。
★
正直なところ、iPhone SE(第3世代)対応製品として出てきた他社製品を見る限りは、これまでの焼き直しのようなものばかりであんまり進化していってないなと感じました。業界全体で同じ条件で競争しあっているので、他社が進化していなければ我々が先に行くだけです。これからも常に改良と進化を続けていきます。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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